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日本vs.フランス

試合開始:2016年6月5日(日)19:20 / 試合会場:東京体育館

試合終了 日本、ストレート勝ちで最終戦を飾る!

日本 項目 フランス
25 第1セット 18
25 第2セット 22
25 第3セット 23
3 セットカウント 0

フランス相手に見事ストレート勝利を収め、日本は最終戦を勝利で飾った【写真:坂本清】

フランス相手に見事ストレート勝利を収め、日本は最終戦を勝利で飾った【写真:坂本清】

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【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、南部正司監督のコメント

 フランスは主力中心ではなかったですが、最終戦、選手のいろんな思いがプレーに出せていたと思います。サイドアウトはチーム目標から少し低い数字でしたが、ブレイクが効果的に取れていました。特にディグがよかったと思います。そこからのつなぎの展開で柳田将洋、清水邦広が点をうまく取っていたのが勝ちにつながったと思います。サーブも柳田を中心に機能しましたので、いいところが出るとゲームが作れると自信になった試合でした。

 大会を通して、後半になるにつれて高さ、スピードに慣れてくるのが今の男子バレー界につきまとう問題だと思っています。もう一度強化を見直しながらやっていかないといけないと、また実感させられた大会になりました。次に向かってしっかりやっていきたいと思います。

(7試合を終えてどんな星勘定だった?)開幕スタートで2勝を取りたかったです。ただし、中国には近年勝敗はよくなく、アジア選手権も負けてしまっているので、早い段階で当たって中国の1対1のブロックにかからないようにしたいという思いもあり2試合目に試合順を選んだのですが、状況によっては1勝1敗になることも予想に含んでいました。ポーランド戦は試合内容さえよければはずみはつくという思いがありましたが、イラン、オーストラリアに競り合いで負けたのがチーム的に痛い部分があったと思います。いろいろな面で立て直しを図りましたが勝ち切れない。勝ちパターンを作り直す、サイドアウトがまだまだだったことも残念な結果につながりました。

(誤算は?)できる限りの準備はして大会に入っていきましたが、相手国もかなりのデータ収集によってこちらのサイドアウトを下げようという戦法を取って来ました。そこが悔しい部分だったと感じています。

(石川祐希、柳田の成長とこれからの課題)石川はコンディションを落として最後はコートに立てませんでしたが、前半の試合に出て通用したところ、通用しなかったところ、顔つきも変わってきて、世界を見ると本人もまだまだ自分の足りないものがたくさんあると感じたものが一番の成長だと思います。それは柳田も同じです。柳田は今日、試合に出るところまで戻ったので起用しましたが、着地で足をかばいだしたので交代させようかと思いました。コートに立たないと得られないものがあるという強い意志が感じられたので、そういった強いメンタリティが成長した部分だと思います。

(東京五輪に向けての進退は)進退に関しては協会に任せていますので私からは特にありません。ただし、強化は次に向けてスタートしますし、一刻も早く取り組むべきだと思います。2014年に就任した際、リオが1つの区切りの大会でしたが20年までの強化プランを打ち出してきました。16年がどういう状況かによってそれからの4年が変わってきます。今回こういう結果になって申し訳ないですが、代表監督になって見えるもの、感じるものはたくさんあります。12年に五輪出場を逃がした際、私は強化副委員長という立場で強化を絶対に止めてはいけないという意見を出しました。今回も五輪には行けませんが一刻も早く強化を進めていかないといけないと同じように感じています。ワールドリーグもありますし、トップレベルは五輪でしのぎを削った大会をする期間、私たちは五輪に行けなくても諸外国との合宿をやるなど、意見はしていきたいと思います。

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、清水邦広(パナソニック)のコメント

 今日は日本らしいバレーができたと思います。サーブで攻めてディフェンスを絞って攻撃につなげる。これを毎回強い相手にやれていればもっと違う結果になったと思います。
 終わってみて、一番に思うのは五輪に行けなかった不甲斐なさで、自分がもっともっと頑張っていれば結果も違ったと思います。応援して下さる方も裏切ったし、チームのみんなにも迷惑をかけてしまって本当に申し訳なかったです。

(ワールドリーグに向けて)自分たちのバレーをもう1回自信を持ってできるようにやっていきたいです。強いチームと当たる中で結果を残すこと、日本のバレー、日本がどう戦えば世界に勝てるか見いだせる大会だと思います。戦略、技術を磨いて自信をつけながらやっていきたいです。日本での試合は応援して下さるみなさんのためにも1点1点気持ちを込めて最後まで諦めない心を持ってしっかり戦いたいです。

(4年間を振り返って)こうしておけばよかった、と思うことはありません。3年、4年前に比べて強くなってきたのに、この大会だけ力を発揮できなかったのが悔いが残るし残念な結果です。「たら」「れば」になりますが、今日のような試合ができていれば五輪の切符も獲れていたと思うし、やってきたことは間違っていなかったと思います。

(東京五輪に向けて)まだワールドリーグがあるので、まずは次のステップに向けて、その先よりもまず次に何をしなければいけないか、終わってから考えます。日本チーム全体としては、日本人だけで練習や試合をするのではなく、海外のチームともっと試合をしたり、海外でプレーしたり、いろんな経験やルートを増やしていけば、もっと強くなると思うので、そのための機会を増やせるようにできればいいと思います。

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、試合後の柳田将洋(サントリー)のコメント

 今日の試合はサーブで相手のディフェンスを崩すことができたと思います。そこからチャンスにすることができてブレイク本数も今までより多かったのが突破口にもなり、相手をかき混ぜることができたのが勝因だと思います。

 初めて五輪最終予選を体験し、サーブを含めて思うように力が出ない期間があったので悔しかったです。伸び伸びできていないわけではなくて結果的にサーブが入らなかったり、結果が現れなかった。少しの調整やコントロール、意識や感覚で少しのズレがあったのがこの大会期間内にうまくいかなかったところだと思います。試合を重ねる中で調子や感覚も上がってきたので、最終的にはいい形、コンディションで終わることができました。それを最初から発揮しなければならないのは当たり前なので、1戦目から出すこと。それはこれからの展望に向けて大きく残る課題だと思っています。

 ただ『悔しかった』で終わらせるのではなく、まだ代表期間も続きますし、来年、再来年と代表でプレーできるようにこの経験をつなげられるように精進したいです。

 ワールドリーグは海外チームとの貴重な対戦機会だと思っているので、1戦1戦大切にゲームをしたいと思っていますし、その中で僕ららしさを形にして代表のチーム作りに生かせればいいと思うし、僕もチームの一員として力を発揮できるように準備したいです。
(東京五輪に向けて経験値をどう高めたいか?)海外での経験は重要な要素だと思っています。去年、海外遠征の経験を通してワールドカップや五輪最終予選の舞台に立たせてもらうことで対海外の壁が壊せてきたと思います。経験すれば自信もついてくると思うので、僕自身も海外チームと対戦することや、プレーすることに対しても興味は強いですし、それは日本の男子バレーの選手層の厚みを出すにも不可欠な要素だと思っています。

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、試合後の関田誠大(パナソニック)のコメント

(今日を振り返って)自分たちのバレー、雰囲気がよくセッターとしてクイックもたくさん使うことができてよかったと思います。

 今回が初めての五輪最終予選でしたが、大きなプレッシャーがかかる中、いつも通りのバレーができず悔しい思いをしました。これを今後につなげられるようにしっかり練習したいです。

試合前

第1セット

戦評

 フランスとの最終戦、日本は2試合ぶりにスタメン出場の柳田将洋、清水邦広、米山裕太のスパイクで8-6と先行する。その後も米山のサーブ時に清水のスパイクや酒井大祐のファインレシーブでブレイクし、12-6とリードを広げる。さらに清水の連続サービスエースで得点を重ねた日本が、16-8とリードして終盤を迎える。

 フランスもサーブ、ブロックで連続得点し17-19と2点差まで追い上げられたが、柳田のバックアタックで日本は得点を追加。25-18で第1セットを先取した。

第2セット

戦評

 2-3とフランスに先行されるが、日本も富松崇彰の速攻や出耒田敬のブロックで9-7と逆転。関田誠大がミドルの速攻やバックアタックなどセンター線からの攻撃をうまく使い、16-14と日本がリードして終盤を迎える。

 出耒田のスパイク、ブロックで得点しさらに点差を広げるが、フランスもバックアタックを含めた多彩な攻撃で応戦、22-22の同点とされる。しかし富松のスパイク得点で抜け出した日本は、最後は柳田将洋のバックアタックで25-23、第2セットも連取した。

序盤はフランスにリードを許すも、酒井大祐(14番)のファインレシーブでブレイクし、8-7と逆転

序盤はフランスにリードを許すも、酒井大祐(14番)のファインレシーブでブレイクし、8-7と逆転

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出耒田敬のスパイク、ブロックで点差を広げ、最後は25-23でこのセットを終えた【写真:坂本清】

出耒田敬のスパイク、ブロックで点差を広げ、最後は25-23でこのセットを終えた【写真:坂本清】

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第3セット

戦評

 富松崇彰の速攻でサイドアウトを取る日本に対し、フランスはレフトからの攻撃とサーブで得点を重ね、5-8とフランスに先行を許す。好調の富松に関田誠大がボールを集め、10-10の同点とする。しかし強烈なサーブで再びフランスに連続得点を奪われ、14-16とフランスのリードが続く。

 追う日本は米山裕太のバックアタック、柳田将洋の連続スパイクで18-18とし、さらに柳田のサービスエースで20-18と逆転。2枚替えで投入された栗山雅史のスパイクも決まり、得点を重ねる日本に対し、フランスもサーブで攻め、23-23と再び同点に。だがそこから日本は柳田のスパイクで抜け出しマッチポイントとすると、最後は米山の後方からの二段トスを清水邦広が決め、25-23。今大会初のストレート勝利で大会を終えた。

5-8とリードを許すも、清水邦広(1番)のスパイクで追いすがる日本【写真:坂本清】

5-8とリードを許すも、清水邦広(1番)のスパイクで追いすがる日本【写真:坂本清】

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終盤で柳田将洋のサービスエースが飛び出し20-18と日本が逆転【写真:坂本清】

終盤で柳田将洋のサービスエースが飛び出し20-18と日本が逆転【写真:坂本清】

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