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日本vs.カナダ

試合開始:2016年6月4日(土)19:15 / 試合会場:東京体育館

日本、1セット先取もカナダに逆転負け

日本 項目 カナダ
25 第1セット 23
19 第2セット 25
21 第3セット 25
19 第4セット 25
1 セットカウント 3

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、福澤達哉のコメント

 リオ五輪の出場権を獲得できなかった後の試合ということで、昨日、選手同士で「リオには行けなかったけれど、今日もたくさんの方々が応援に来て下さって、テレビを見てくれている方もいる。後押ししてくれる方のためにも最後まで諦めずに自分たちらしい、日本らしいバレーをしよう」と言って試合に入りました。1セット目は自分たちの形でスタートダッシュできたのはよかったですが、2、3、4セットはこの大会を通してずっとそうですが、中盤の失点を我慢しきれなかった。技術的なもの、メンタルの部分があるかもしれないですが、その中でもチームとして気持ちは前を向いて、最後まで諦めず戦いました。見て下さっている方にどう映ったか分からないですが、気持ちでも何でもいい。明日の最終戦は何かを伝えられるバレーがしたいです。

 今日は石川(祐希)、柳田(将洋)がけがをしている中で、米山(裕太)さんと自分、ベテランの選手が入ってスタートしました。チームとしてまず何かを伝えられるようなバレーをしないといけないという思いで試合に入りました。細かい部分では、技術が足りないところも、つなぎでもたついたところもありましたが、試合前の雰囲気や、試合に入ってからの雰囲気はリオの切符を逃がしたことを引きずっている感じはなく、全員で戦った試合だと思います。今日の課題が数字として出ている中で、明日はフランスという強豪国と戦うので、少しでも日本が対抗できるプレー、チーム力として上がっていけるような期待感を伝えていくことが次のチーム、次の世代の日本に大事なことだと思います。そのためにしっかり準備してできる限りのことをやっていきたいと思います。

 僕自身、昨シーズンはブラジルへ移籍して海外の厳しいプロの世界の中でバレーをして、1球1球に対する執着心、その1点で試合に出る、出られないが評価される。その中での自分の甘さを感じました。今回、大会前から何度も「覚悟を持って戦いたいです」と言い続けてきましたが、プレーが結果につながらなかったのが現実だと思います。そこは自分の力の足りなさだと思いますし、自分のように代わって入った選手が活躍できれば、チームの雰囲気もよくなったと思うので、そういうプレーができなかったことには後悔が残っています。

 今日、スタメンで出させていただき、技術的な部分では足りない部分も、粗い部分もありましたが1球1球気持ちを込めて戦ったつもりです。それが見て下さる方にどう映っているかは分からないですが、最後まで諦めずに。しっかり覚悟を持って、貫いて戦うことだけだと思うので、明日もその気持ちを持ち続けて最後まで逃げずに戦いたいです。

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、出耒田敬のコメント

 リオの出場権を獲得できず、それでもまだ試合がある中、会場へ足を運んで下さった方、テレビで応援して下さる方へ恩返しをしたいと思って試合に臨みました。最後まで諦めない姿勢をチームとして出せた試合だったと思います。

 結果は負けてしまいましたが、1セット目を自分たちの形で取れたのは自信になりました。今後は今日の反省を修正してやっていきたいです。

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、関田誠大のコメント

 今日は今までと違うメンバーで雰囲気を変えようとスタートからいきましたが、勝ち切れず悔しい結果になりました。まだ明日一戦あるので、気持ちを切り替え最後の一戦頑張りたいと思います。

 自分の持ち味である真ん中を軸に攻撃しようと使いました。この大会を通してブロックされる数が多いと思いますが、それでも真ん中が増えると相手のブロックも分散すると思うので、そこを強みとして今後もやっていきたいと思います。

【写真:坂本清】

【写真:坂本清】

試合後、酒井大祐のコメント

 今日のゲームは今までの雰囲気を変えようと思って、自分のできる仕事を探しながらやりました。1-3という結果でしたが1セット目のスタートを取ることを意識していたので、取れたことはよかったです。2セット目以降は集中力が切れる場面が出ました。海外のチームと戦う時は、そういう差が出ると勝てないと思います。

 ワールドカップ(W杯)の時は当たって砕けろという感が、若い子は特に出ていたと思います。特にサーブ。今回に限ってはサーブが機能しませんでした。サーブが入る、入らないというのは個人の技術もメンタルも大きい。誰にも邪魔されないプレーなので、自分で変えることもできるプレーです。そこで誰を狙うとか、ミーティングでも誰を狙う、コースを狙う、という話しもありましたが、柳田(将洋)、石川(祐希)、福澤(達哉)、清水(邦広)は思い切り打つべきだし、たとえそれで入らなくてもサーブの意図がしっかりしていたらもう少し違う展開になっていたかもしれない。そこがW杯とは大きく違う点だったと思います。

(雰囲気を変えるために)誰が決めてもガッツポーズしようという思いで、プレーで何かをするというよりも会場の皆さんが応援して盛り上がるタイミングで僕らももっと喜びを爆発させたほうがいいと思いました。決まったら走ろうと関田(誠大)と言ってガッツポーズをすることだけ心がけました。

試合前

第1セット

戦評

 日本はリベロの酒井大祐、セッターの関田誠大が今大会初スタメン。レフトに福澤達哉、対角に米山裕太、ミドルに山内晶大を入れた新たな布陣で臨んだ。硬さが目立ち、ミスが続くカナダに対して日本は清水邦広のサービスエースや米山のスパイクで8-7と日本が先行する。その後も出耒田敬、山内の速攻や清水のスパイクで得点を重ね、16-14と日本がリードして終盤を迎える。

 出耒田のサーブや清水のスパイクで20-15と点差を広げる日本に対し、カナダもミドルの速攻やサーブで応戦。日本は24-23と1点差まで迫られたが、最後は出耒田がAクイックを決め25-23、第1セットを先取した。

第1セットの先発メンバー。セッターに関田誠大、リベロには酒井大祐を起用した【スポーツナビ】

第1セットの先発メンバー。セッターに関田誠大、リベロには酒井大祐を起用した【スポーツナビ】

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リベロの酒井大祐が厳しいボールにも食らいつく。序盤は8-7と日本がリード【写真:坂本清】

リベロの酒井大祐が厳しいボールにも食らいつく。序盤は8-7と日本がリード【写真:坂本清】

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米山裕太(右)、福澤達哉(4番)らがけん引し、16-14とリード【写真:坂本清】

米山裕太(右)、福澤達哉(4番)らがけん引し、16-14とリード【写真:坂本清】

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粘るカナダを振り切り25-23、日本が今大会始めて第1セットを先取した【写真:坂本清】

粘るカナダを振り切り25-23、日本が今大会始めて第1セットを先取した【写真:坂本清】

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第2セット

戦評

 福澤達哉のスパイクで日本が先制するが、カナダに高い打点からのスパイクを決められ逆転を許し6-8と先行される。ミスが目立ち始めたカナダに対し、日本は米山裕太が緩急を織り交ぜた攻撃で得点するも、14-16とカナダに2点リードされて終盤を迎える。

 消極的な攻撃が続く日本は、カナダにミドル、サイドからの攻撃で連続得点を挙げられ15-20とさらに点差が広がる。ピンチサーバーで投入された柳田将洋のサーブで日本も追い上げたが、最後はカナダの速攻が決まり19-25。日本は第2セットを落とした。

第2セットも互角の展開。米山裕太がスパイクを決めるも6-8とリードされる【写真:坂本清】

第2セットも互角の展開。米山裕太がスパイクを決めるも6-8とリードされる【写真:坂本清】

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石川祐希(右)が声をかけるも、14-16と徐々に点差を広げられる【写真:坂本清】

石川祐希(右)が声をかけるも、14-16と徐々に点差を広げられる【写真:坂本清】

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18-24とあとがなくなった場面で柳田将洋が登場。サーブで攻めて追い上げる【写真:坂本清】

18-24とあとがなくなった場面で柳田将洋が登場。サーブで攻めて追い上げる【写真:坂本清】

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カナダのエース、シュミットを止められず。19-25でこのセットを落とした【写真:坂本清】

カナダのエース、シュミットを止められず。19-25でこのセットを落とした【写真:坂本清】

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第3セット

戦評

 日本が出耒田敬の速攻で3-1と先行したが、カナダも強打やブロックで3-4と逆転。しかし日本もセッターの関田誠大が好調の出耒田をうまく使い、8-7と再逆転する。先行したい日本だが、カナダのサイド攻撃やブロックでさらに得点を重ねられ、13-16とリードされて終盤を迎える。

 点差を詰めたい日本だが、2枚、3枚とそろったカナダのブロックを前になかなか攻撃が通らず、16-20とさらにその差が広がる。2枚替えで投入された栗山雅史のスパイクや、関田のサービスエースで21-24と追い上げたが、最後はエースのギャビンに決められ、日本は21-25で第3セットを落とした。

第4セット

戦評

 2セットを連取した勢いを持続させたカナダに対し、日本は第4セットも2-4と先行される。日本はようやくあたりが出てきた福澤達哉のスパイクが続けて決まり、6-6の同点としたが、カナダに連続得点を許し6-8と再びリードされる。中盤、ミスが続くカナダをとらえたい日本だったが、なかなか点差を縮めることができず、13-16とカナダに3点リードされて終盤を迎える。

 追い上げたい日本は米山裕太がリバウンドで粘ってからのスパイクを決め、傳田亮太の速攻で得点を返す。しかし、カナダも日本のミスを誘う粘りを見せ、終盤に連続得点。最後はカナダのミドルの速攻が決まって19-25で試合終了。日本はセットカウント1-3で敗れた。

福澤達哉がブロックアウトを奪い応戦するが9-13。じわじわと点差が広がる【写真:坂本清】

福澤達哉がブロックアウトを奪い応戦するが9-13。じわじわと点差が広がる【写真:坂本清】

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