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プロ野球ドラフト会議

2018/10/25 17:00

今年のドラフトが終了!本指名と育成合わせて104名が指名

記事

2018年ドラフト会議が終了。本指名83名、育成ドラフトで21名が指名された。注目の大阪桐蔭・根尾と報徳学園・小園は4球団競合で、根尾は中日、小園は広島が交渉権を獲得した。金足農・吉田は外れ1位で日本ハムが単独指名した。

金足農

(写真はスポーツナビ)

14時50分、今夏の甲子園で一躍スターに上り詰めた吉田輝星の金足農。運命のドラフト会議当日とあって、多くのマスコミが詰め掛けることが予想されるため、野球部の1、2年生約30人が総出で交通整理を行う。

金足農

(写真はスポーツナビ)

15時30分、金足農では会見場の受付が始まる。吉田輝星の動向を取材するため、大勢の報道陣が慌ただしく準備を始める。

運命のドラフト会議まであと30分。吉田輝星の金足農には、現時点で120人を超えるマスコミが集まった。会見が行われる体育館には、夏の甲子園・準優勝を称える横断幕が掲げられている。

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

根尾昂、藤原恭大、柿木蓮、横川凱の4選手が指名を待つ大阪桐蔭では、会議開始の1時間半前の時点で、15台以上のテレビカメラがセッティングされる。テーブルの上にはおびただしい数のマイクが並ぶ。(取材:米虫紀子)

報徳学園

(写真は沢井史)

小園海斗の報徳学園。会場には、大角健二監督(左)と小園が会場に入る。野球部3年生もそろい、ドラフト会議スタートを今や遅しと待っている。報道陣は100名近く、テレビカメラ10台以上が並ぶ。両親、妹も最前列で見守っている。(取材:沢井史)

早稲田実

(写真は清水岳志)

16時25分、会見場となる小室哲也記念ホールには、テレビカメラ5台。記者、メディア関係者は25人ほどが集結。ホールのステージにはテレビ中継が映し出されている。(取材:清水岳志)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

16時45分、200人以上の報道陣が集まった記者会見場に、選手4人が入場。みな緊張の面持ち。(取材:米虫紀子)

1巡目の入札

1巡目の入力が行われ、各球団が手元の端末に1巡目指名選手の名前を入力する。

楽天:藤原恭大
阪神:藤原恭大
ロッテ:藤原恭大
中日:根尾昂
オリックス:小園海斗
DeNA:小園海斗
日本ハム:根尾昂
巨人:根尾昂
ソフトバンク:小園海斗
ヤクルト:根尾昂
西武:松本航
広島:小園海斗

西武が松本航を1本釣りで、交渉権を獲得。
藤原恭大は3球団、根尾昂は4球団、小園海斗は4球団が競合。

藤原恭大の抽選

楽天・石井一久GM、阪神・矢野燿大監督、ロッテ・井口資仁監督が抽選に進む。
井口監督の右手があがる。ロッテが交渉権を獲得。
井口監督は「最後に残っていましたね。チームにベストマッチする選手。スカウトで一番の選手でした。マリーンズでいっしょに戦いましょう。よろしくお願いします」とコメントした。

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

楽天、阪神、ロッテの3球団が立て続けに藤原を指名。ロッテが交渉権を獲得すると、藤原はふっと表情を緩ませた。(取材:米虫紀子)

根尾昂の抽選

中日・与田剛監督、日本ハム・木田優夫GM補佐、巨人・原辰徳監督、ヤクルト・小川淳司監督が並ぶ。
木田GM補佐は左手でひく。
与田監督がガッツポーズ。中日が交渉権を獲得。根尾の表情はわずかに緩む。
与田監督は「ドラゴンズのユニホームを1日も早く着て、活躍してください」とエールを送った。

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

根尾は中日、日本ハム、巨人、ヤクルトの4球団が競合。最初に1位指名を公表していた中日がくじを引き当てると、表情を変えず、しかし小さくうなずいた。(取材:米虫紀子)

小園海斗の抽選

オリックス・西村徳文監督、DeNA・高田繁GM、ソフトバンク・工藤公康監督、広島・緒方孝市監督が抽選をひく。
緒方監督が右手を大きく上げる。広島が交渉権を獲得。小園は満面の笑みを浮かべた。
緒方監督は「嬉しさよりもホッとしました。会えるのを楽しみにしています」と話をした。

報徳学園

(写真は沢井史)

小園海斗、決まった瞬間はホッとした笑顔を浮かべた。(取材:沢井史)

外れ1位の入札

1巡目で抽選を外したチームが外れ1位の入札を行う。

楽天:辰己涼介
阪神:辰己涼介
オリックス:太田椋
DeNA:上茶谷大河
日本ハム:吉田輝星
巨人:辰己涼介
ソフトバンク:辰己涼介
ヤクルト:上茶谷大河

日本ハムが吉田輝星の交渉権を獲得した。オリックスが太田椋の交渉権を獲得した。
辰己涼介は4球団競合、上茶谷大河は2球団競合。

辰己涼介の抽選

楽天・石井一久GMの左手があがる。楽天が交渉権を獲得した。
辰己はホッとした表情を浮かべている。

上茶谷大河の抽選

DeNAの三原一晃球団代表が、抽選くじの開封に手間取るも、交渉権を獲得した。

外れ外れ1位の入札

抽選を外した阪神、巨人、ソフトバンク、ヤクルトが外れ外れ1位の入札を行う。

阪神:近本光司
巨人:高橋優貴
ソフトバンク:甲斐野央
ヤクルト:清水昇

全球団の指名が分かれて、12球団すべての1位指名が確定した。

1位指名が確定

(写真は共同、スポーツナビ)

注目の大阪桐蔭・根尾昂と報徳学園・小園海斗は4球団ずつ競合し、根尾は中日、小園は広島が交渉権を獲得。大阪桐蔭の藤原恭大は3球団の指名が重なり、抽選の結果、ロッテが交渉権を得た。一方、西武は1回目の抽選で松本航を1本釣りした。

外れ1位の指名では、辰己涼介は4球団競合で楽天、上茶谷大河は2球団競合しDeNA。
金足農・吉田輝星は日本ハムが指名、天理・太田椋はオリックスが指名した。
3回目の指名に回った阪神は大阪ガス・近本光司、巨人は八戸学院大・高橋優貴、ソフトバンクは東洋大・甲斐野央、ヤクルトは国学院大・清水昇で確定した。

金足農

(写真はスポーツナビ)

日本ハムが外れ1位で交渉権を獲得した吉田。会見では「まだ実感が湧かず、緊張した感じ。ドラフト1位で指名された先輩たちがすごく活躍しているので、自分もそうなれるように頑張りたい」と意気込んだ。

日本ハム・栗山監督コメント

いやあ、良かったですね。単純に嬉しいですね。昨日も2時間ぐらい会議をして、最後の最後まで(根尾と)どっちにいくのか迷った。その中で吉田くんのピッチャーとしての才能を高く評価していたので、本当に嬉しい。
(最初に根尾を指名したのは)チームに足りない部分を含めての考えだった。2つやれるというのは、2人選手がいるのと同じことだということを、われわれはチームとして経験している。でも、評価は同じです。本当に嬉しい。甲子園で話題になるのとは別にして、あれだけの良い真っすぐを持っているピッチャーは高校生にはいない。長くプロ野球の世界で中心ピッチャーとして働ける投手。身体のことは大事にしますが、高校生だからと言って、先を見ているというわけではなく、大学生の即戦力ピッチャーもいた中で、そこ(吉田)にいったわけですから、何とか早い時期からと思います。
今年1年、本当にいろいろなことがあったと思います。あれだけ騒がれた中で、あれだけの結果を残せたこと、自分の限界を超えた部分であれだけ投げられたことに、われわれは感動しました。その魂を、われわれのチーム全員で待っています。ぜひ一緒に野球をやりましょう!(取材:ベースボール・タイムズ)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

岐阜県出身の根尾は中日が交渉権を獲得。記者会見では「小さいときから、テレビをつければ中日ドラゴンズさんの試合をやっていたので、なじみのあるチーム」と語った。(取材:米虫紀子)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

続いて、藤原が記者会見に臨んだ。「ホッとしています。トリプルスリーを目指したい」と緊張しながらも、時折笑顔をのぞかせながら語った。(取材:米虫紀子)

報徳学園

(写真は沢井史)

小園は会見で「ずっとドラフト1位という目標を持ってきたので嬉しいです。将来主力として期待されているという言葉に、その期待に応えられるよう頑張りたい。目標は小学校で同じチームだった山田哲人さん。トリプルスリーを取れる選手になりたい」と抱負を語った。(取材:沢井史)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

藤原恭大の胴上げが行われた。(取材:米虫紀子)

金足農

(写真はスポーツナビ)

会見時はやや表情が硬かった吉田輝星だったが、チームメートに囲まれると笑顔に。満面の笑みで高々と胴上げされた。

支配下選手の選択終了

19時14分、最後に楽天が選択を終了し、12球団すべての本指名が終わった。このあと、育成ドラフトが始まる。

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

根尾昂の胴上げが行われた。(取材:米虫紀子)

早稲田実

(写真は清水岳志)

野村大樹が和泉実監督と2人で登壇。
今まで見たことのないような緊張気味な印象。その後のフォトセッションで監督と握手をリクエストされるなどして、笑顔になる。

以下、野村のコメント(質問は省略)。

「素直に嬉しいです。両親、監督、チームメートや全ての人に感謝したい。指名されるかどうか分からなかったので、ホッとしています。3位でとても嬉しい。ソフトバンクは工藤監督が毎年、強いチームを作ってCSに出ている印象です。福岡は修学旅行で行きました。
清宮さんとは同じリーグのライバルチームになりましたね。対戦できたら。
憧れの王さんがいる、素晴らしい選手も多いと思います。王さんは世界一のホームランバッターという方。自分も世界一のバッターを目指したいと思います。1年目から(試合に)出て、最終的には3割30ホームランを打てるような選手になれたら。
自分はホームラン打者ではないです、広角に打つタイプです。チームバッティングをしたい。進学か悩みましたが、プロという夢がかなって涙が出そうになりました。両親には文句も言わず、支えてくれて恩返しをしたい。始まったばかりで、ここから頑張りたい。
ソフトバンクのサード、松田さんは(ライバルになるが)、ホームランを打った後に「熱男(あつお)」と(チームを)勇気づけて、元気で引っ張っていく方。尊敬している選手です。
対戦したいのは(楽天の)則本投手。自分は三振をしないタイプなので、則本さんは奪三振が多いので、やってみたい。
意識するのは花咲徳栄の野村選手。名前も一緒だし、同じようにホームランを打つバッターなので。
清宮さんをずっと、ネクストバッターサークルで見て来た。プロでも活躍されているし、自分もプロに行きたいと。影響はありました」(取材:清水岳志)

明桜

(写真はスポーツナビ)

明桜の山口航輝はロッテに4位で指名された。日本ハム外れ1位の吉田輝星とは高校時代、2年連続で夏の秋田大会決勝で激突。山口は「3年生の時は自分が打てなくて負けたので、プロでは自分が勝ちたい」と“打倒・吉田”に闘志を燃やした。

報徳学園

(写真は沢井史)

小園は「指名の時は人生で一番緊張した」と話し、「同世代のショートが3人も1位指名された。対戦することもあるし負けたくない。マツダスタジアムの天然芝に早く慣れたい」と意気込みを語った。

母のこず江さんは「緊張で眠れず3時に起きた。朝はそば飯を作って送り出しました。指名までドキドキして心臓が飛び出そうだった。みなさんに支えてもらったおかげでここまで来られた」と、感謝の言葉を述べた。

父の考志さんは「中学からチームメートの藤原くんの指名も気になって仕方なかった」。続けて、「これからが勝負なので頑張ってほしい」と息子にエールを送った。(取材:沢井史)

早稲田実

(写真は清水岳志)

和泉実監督が野村大樹の指名を受けて取材に応えた。

「2年続けてうちから大学に行かないでプロということになるとはねぇ。即プロはないものと思っていたから。野村は何位になるか分からなかったから、ドラフトは緊張感があった。上位でビックリしている。野村のご両親も入学したときは大学に行くものと思っていただろうけど。勉強のできる子だし。夏、早くに負けたので、家族と考えたと思う。僕もほんのちょっと、(大学はこうで、プロはこうでと)アドバイスはしたけど、最終的に決めたのは本人とご家族。

小さいけど、勝負強いし、野球を知っている子。資質はある。最近はプロでも大きくない選手も出て来ているので。ポジションはどこでもやれば、やれる選手。時間はかかるだろうけど、入ったときからうちの4番を張って来た。思う存分にやるだけ、送り出すだけ、親心です。

王さんのところ(ソフトバンク)ですね。王さんがまだ、球団にいて、早実から直に行くなんて。王さんに見ていただけるなんて(幸せなこと)。僕も王さんの後輩で(野村の先輩で不思議な縁を感じる)。別室で野村と2人で(テレビを)見ていた。ソフトバンクだよって、僕の方が喜んじゃった。彼ももちろん、喜んだけどね」(取材:清水岳志)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

巨人にドラフト4位で指名された横川。「ジャイアンツは常勝軍団で、選手層がすごく厚いイメージ。同じ左の杉内(俊哉)投手が憧れなので、あんな投手を目指していきたい」と抱負を語った。(取材:米虫紀子)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

日本ハムにドラフト5位で指名された柿木は、安堵と緊張の入り交じった表情で会見に臨んだ。「名前を呼ばれなかったので、ドキドキしていました。高校で日本一を経験させてもらっているので、プロ野球の世界でも日本一に貢献できるような選手になりたい」と目標を掲げた。(取材:米虫紀子)

大阪桐蔭

(写真は米虫紀子)

大阪桐蔭はプロ志望届を提出した4人全員が指名され、晴れやかな表情で揃って記念撮影。西谷浩一監督は「全員が指名され、ホッとした気持ち」と語った。(取材:米虫紀子)

育成ドラフト終了

育成ドラフトが終了。104人がドラフト会議で指名を受けた。

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